減量の追い込みは食事制限をしない方が良いって本当?
夏に近づいてきましたね。
この時期は服装も春とは違って、薄着で過ごすことも多いでしょう。
そうすると、身体のラインも気になりますよね。
また、水着などを着る機会もあるので、
あなたも夏までにダイエットをしようと考えていたかもしれません。
夏間近である今現在は、
もう減量の追い込み時期を迎えているのではないでしょうか。
そこで、この減量時の追い込みについて、
注意するポイントなどをご説明していきます。
食事制限に注意!飢餓状態を促すことも
この減量という言葉は、ボクサーなど、
スポーツ選手が使用するというイメージが強くないでしょうか。
一般的には、減量とは言わずに、ダイエットと言うことが多いでしょう。
この減量とダイエットという言葉は、ほぼ同じ意味であると考えられますが、
減量をする際には、食事制限と有酸素運動を一緒に行うことが多いでしょう。
これらのなかでも、食事制限にはいろいろと気を付けなければなりません。
この食事制限は、単純に食事の量を減らせば良いのではありません。
なぜなら、身体に必要な栄養素が不足し、
飢餓状態になってしまうため、体重も落ちにくくなるからです。
もちろん、脂肪になりやすい炭水化物は控えた方が良いですが、
筋肉を作るために必要なタンパク質はしっかり摂取しましょう。
タンパク質を摂取していないと、筋肉が分解されていくので
それを防ぐためにもタンパク質は忘れずに摂取しておきたいですね。
最近のプロテインは飲みやすいですから、こういったもので気軽に摂取しましょう。
減量での注意点とは
この減量をする際には、注意が必要なことがあります。
それは停滞期です。
ダイエットをする際に、この停滞期という言葉を聞いたことはないですか。
停滞期というのは、とある原因によって、
脂肪の燃焼が制限され、体重も落ちにくくなる期間のことを指します。
この停滞期が起こる原因は、
身体に備わっているホメオスタシスという機能が関係しています。
ホメオスタシスというのは、「生体恒常性」とも呼ばれ、
減量・ダイエットによる食事制限などによって、身体が飢餓状態になったときに働きます。
この飢餓状態は、
身体にカロリーや栄養が不足しており、身体が危険な状態です。
したがって、ホメオスタシスは生命を維持するためにあたって、
この飢餓状態を解消しようと働く機能となっています。
この飢餓状態になると、脂肪の分解、燃焼が抑えられます。
そして、食欲が増すことによって、身体に脂肪が貯め込まれることになります。
この飢餓状態は減量・ダイエットをするには、とても効率が悪いのです。
したがって、この停滞期にいくら追い込んでも、望むような結果は得られないでしょう。
このことからわかるように、
無理な食事制限は脂肪の燃焼を妨げることになりうるのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
減量をする際に、一気に体重を落とそうとすると、大きな壁に当たることになります。
特にバランスの良い食事をしないで、偏った食生活を送っている、
そして、極端な食事制限はホメオスタシスの働きを活発にします。
したがって、減量やダイエットにとっては、
ホメオスタシスが働かないようにしなければならないのです。
このホメオスタシスの効果を発揮させないようにする必要があります。
それは身体を飢餓状態にしないことですね。
減量を有酸素運動、そして、筋トレと組み合わせて行うことで、
身体の基礎代謝は向上しています。
そして、筋肉は脂肪の燃焼にも影響しますので、
減量を続けていると、カロリー消費も増え、身体が必要とするカロリーも増えていくのです。
したがって、身体の状態にあわせて、食事の量も増やしていきましょう。
減量を効率的に行うためには、食事をしっかりととることも大切なのです。