ぎっくり腰を予防するためにいったいはどうすればよいの?
腰痛といえば、ぎっくり腰・・・こんなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?
ぎっくり腰は誰にでも起こる可能性があるのです。そんなぎっくり腰を予防するためには、どうすればよいのでしょうか?
ここではぎっくり腰の予防法とぎっくり腰とはどのようなものなのか、どんなときにどんな人がなりやすいのかについて詳しく紹介していきます!
ぎっくり腰の自宅でできる予防法
・体を左右対称に使う
かばんを持つときや脚を組むとき、立っているときなどは体を左右対称に使うようにしましょう。リュック以外のかばんを肩にかけるときは、左右交互にかけることをおススメします。
脚を組むことはあまりオススメできないのですが、組むなら交互に両方を同じ頻度で組むようにしましょう。
立っているときは、両足に等しく体重をかけていることが最適なのですが、片方に重心をかける癖がついている人は、普段重心をかけていない方の脚にも等しい時間重心をかけるように意識しましょう。
また、ゴルフや野球など体の使い方に偏りのあるスポーツをするときは、プレー中には使わない逆の動きもウォーミングアップに取り入れて行っておきましょう。
・腰のそりをきちんと作る
腰の調子が悪くなるとき、本来の腰のそり(前弯)が浅くなっていたり、 ほとんどまっすぐな状態になってしまっている場合がよくあります。無理せずできる範囲で適切な運動をしてそりを回復させるようにしましょう。
・腸腰筋を鍛える
腰痛やぎっくり腰を予防するためには、腸腰筋を鍛えることが効果的です。椅子に座って両足を床からはなした状態で片足づつ太ももを上げるトレーニングを1日に10回×3セットぐらいやりましょう。
左右でどちらかあげにくい足がある場合は、特にその足を頑張って鍛えるようにしましょう。
⇒腰痛に効くストレッチ!椅子に座ったまま出来る、効果バッチリな3つの方法。
・ズボン下にもう一枚履く
足を冷やさないことは、ぎっくり腰の予防に繋がります。夏場でもエアコンで足の冷えている人が意外と多いのです。足の冷えは、内臓のバランスを考える上でもやはり無いほうがよいですし、 上半身と下半身のバランスを考える上でもとても大きな問題になります。
現代人は脳や目を酷使しているので、どうしても上半身に血流が偏りがちです。
足の冷えはその偏りを促してしまうので、下半身を温かくしてなるべくその偏りが少ない状態にすることをおススメします。オフィス内で仕事をしている方の場合などは、肩こりも同時に楽になることもよくあるので、ぜひズボン下にもう1枚履くようにしましょう。
また、現代人は歩く距離が短いので、ウォーキングすることでも同じような効果を期待することができます。
・ぎっくり腰になりそうなときは食事を抜く
今まで何回かぎっくり腰になったことがある方の場合、ぎっくり腰になりそうなときはなんとなくわかると思います。そんなときはとりあえず一食食べないようにして、胃腸を休めて回復させてあげましょう。 もちろん冷たい飲み物や甘いお菓子なども控えましょう。
腰の問題が胃腸から来ている場合、この方法でぎっくり腰にならずにすむ可能性があります。もしこの方法で腰の状態が良くなったと感じたら、それからの食事の取り方にも注意して、胃腸に負担をかけて疲れないようにしましょう。
ぎっくり腰とは、いったいどのようなもの?
ぎっくり腰というのは、実は正式な病名ではないのです。
日常的な動作をきっかけに、いきなりギクッとした感じのショックを受けて腰が痛くなる(筋肉がつったような痛み)状態を一般的に「ぎっくり腰」と呼んでいるのです。病院に「ぎっくり腰みたいなのですが・・・」と訴えてきた方の腰をレントゲンを撮影してみても、ほとんどが骨の異常は見られず原因不明というケースが多いようです。
ぎっくり腰は「急性腰痛性」とも呼ばれているのですが、その実態は腰の軽い捻挫や軽度の脱臼、炎症などであり、腰の部分の左右の筋肉の緊張具合に差があるので、押してみると痛い場所がはっきりわかります。
ぎっくり腰はどんなときにどんな人に起こりやすいの?
ぎっくり腰は、20代後半以降の人に多く、特に男性によく起こります。
きっかけになる動作としては、物を持ち上げようとして腰を反らしたときが最も多いのですが、日常的なごく軽い動作、例えば朝の洗顔、寝ているときの寝返り、もしくは誰か呼ばれて振り返ったとき、落としたものを拾うとき、くしゃみをしたときなど日常生活の中のちょっとした動作によって起こることもあります。
まとめ
最後になりますが、ぎっくり腰になってからは動けなくなったりするなど日常生活に支障を来たしてしまうので、ここで紹介したぎっくり腰の予防法を参考にしていただき、ぎっくり腰にならないように心がけましょう。
また、ぎっくり腰は日常生活の中の何気ない動作によって起こることもあるので、注意しましょう。