鼻づまりは塩水でのうがいが効果的ってホント?
うっとうしい鼻づまり、まずは鼻の病気を調べましょう。
鼻づまりの原因はなんでしょうか?
ここをまずしっかり押さえたいものです。
当然、原因が違えば対策も違ってきます。
単なる鼻づまりなのか、鼻づまりに隠れた病気がないのか・・・
鼻は呼吸器のはじまりで終わりの部位です。
ですから鼻の病気は呼吸器の病気と連動している場合があります。
鼻づまりの原因は、呼吸器の病気を調べよう
呼吸器の病気が鼻づまりの原因ということがよくありますが、
またその逆のケースもあります。
肺炎を繰り返す人を良く調べたら
「鼻茸」という鼻の病気があったというようなことも。
ですから、CTで主な呼吸器の主な病気はわかりますので、
鼻づまりしか症状はないんだという人も、
まずは胸部CTと鼻腔CTを取っておきたいものです。
鼻づまりに鼻うがいが良いらしい
鼻づまりの原因がアレルギー反応による場合は、
鼻の中に入ってきたアレルギー物質(花粉やハウスダストなど)を
鼻うがいで外に洗い出せば鼻づまりを解消することになります。
蓄膿症や副鼻腔炎といった炎症を伴い膿を生じる場合も
その膿を洗い流す鼻うがいは有効です。
また風邪やインフルエンザの時などにも効果を発揮します。
ただし症状によって(特に重症の場合)は
逆効果になることもありますので、医師と相談して行うのが良いでしょう。
間違って行うと大変なことに
鼻うがいのしかたですが、
いろんなしかたがあり自分に合った方法をみつけることが大事です。
ドラックストアーでもそれに専用のセットも販売されています。
原則は、鼻うがい液は生理食塩水にし、温度は人肌にすること。
鼻うがいのあとに、強く鼻をかまないこと。
鼻うがい液を飲み込まないことです。
鼻うがいで鼻の粘膜を傷つけたり、粘膜の機能を損なったりすることもあります。
アメリカでは死亡事故(アメーバー脳炎の発症)も2件発生しています。
鼻うがい液は生理食塩水
生理食塩水の濃度は間違わずに0.9%にしてください。
ペットボトル1リットルのお湯に9グラムの食塩を加えるとできます。
食塩は混ざり気(にがり成分)のない純粋なものを。
お湯は水道水でかまいませんが、
一度沸騰させた湯冷ましを使うとよいでしょう。
やり方によって使用するうがい液の量は違いますが、
うがい液は作り置きをしないでその都度つくるようにします。
鼻うがいの姿勢
鼻うがい液が耳への管を通って耳の方に入ってしまい
中耳炎を起こしたという事例もありますので、
鼻うがいをする姿勢で顔をよく向きにして耳が下にくるようなことはやめてください。
また、終了後鼻を軽くかんで液が残らないようにします。
そのさい、強くかんだりすると耳の方に液が押されてしまいますので、あくまでも静かに軽く。
液が鼻に残っているように感じるときは、体を横にしたり、
ゆすったり動き回らずに背筋を伸ばして椅子に座って安静を保ち、
鼻をフンフンしたり鼻水をすすりあげるようなことはしてはいけません。
液が垂れてくるようになればそのままにして、
しばらくたってからまた静かに鼻をかむようにしてください。
鼻うがいの方法
鼻うがいの方法はいろいろありますが、
自宅で簡単に行うには取り立てて道具のいらない方法として、
洗面器やコップに生理食塩水を入れて
鼻からうがい液である生理食潜水を吸い込み口から出すという方法です。
その他には、専用のポットを鼻の穴に当てて行う方法、
薬剤メーカーが売り出しているハナクリーンといった鼻洗浄のセットを使う方法があります。
この場合は鼻から液を入れて反対の鼻から出すということもできます。
鼻うがいには慣れが
鼻うがいには慣れが必要です。
何でもそうですが、最初は上手にいかないものです。
最初から、ポットを買ったりしないで家にあるものでやってみましょう。
また、鼻うがいには慣れ向き・不向きがあります。
人の器用さがあるのかもしれませんが
上手にできる人と下手な人がいます。
鼻うがいに抜群の効果があるが、
うまくできない方は耳鼻科でやってもらった方が良いでしょう。
先に述べたような危険性もありますので。
まとめ
本当にうっとうしい鼻づまり。
まずは鼻づまりの原因を知り、
医師の同意も得て鼻うがいを上手に正しく行えばスッキリ間違いなしです。