インフルエンザで頭痛になって眠れない時!頭痛薬を飲んではいけない理由とは!?
インフルエンザで頭痛になった時、眠れないからと言って迂闊に頭痛薬を飲んではいけない!
と言う事をご存知ですか?
インフルエンザは関節痛、喉の痛み、筋肉痛など様々な症状がありますが
頭痛はその中でもかなり辛いものです。
インフルエンザで頭痛になってしまうときのメカニズムと、
少しでも痛みを和らげて安心して眠る方法について具体的に説明します。
しっかりと読んでインフルエンザ療養中でも快適な睡眠を手に入れて早く治せるようになってください^^
インフルエンザの頭痛はなぜ起こる?
インフルエンザによる頭痛は実はウィルスのせいではないのです!
インフルエンザウィルスに感染し、体内にウィルスが入った場合
まず、サイトカインと言う物質が分泌されます。
これは対ウィルスの迎撃態勢整えさせる為に脳に「ウィルスが入って来たぞ」と伝達する役割を持った物質なのですが。
サイトカインが分泌されると同時にプロスタグランジンが分泌され
これが頭痛の元となります。
プロスタグランジンは必ずしも悪いものではなく
- 血管を広げ血行を良くする
- サイトカインの過剰分泌を押さえる
- ウィルスをやっつける為に身体を発熱させる
などウィルスと戦う為に必要な戦力として分泌されるのですが
発熱や血管の拡張などは自身の身体にも負担が及ぶため、関節痛や筋肉痛も一緒に引き起こしてしまうのです。
一見苦しいだけの症状も人間の身体で起こる事にはちゃんと意味があるんですね。
つまり、身体がプロスタグランジンを分泌しウィルスとの戦闘態勢になる事が痛みの原因だったのです。
インフルエンザに頭痛薬は命が危険!?
なんと、インフルエンザの頭痛の時に頭痛薬を飲むと命に関わる危険な症状を引き起こす可能性があるのです!
インフルエンザの頭痛は一般的な頭痛や風邪による頭痛と少し違います。
なので迂闊に解熱鎮痛薬や頭痛薬を服用してしまうと
- ポンタール
- ボルタレン
- インダシン
- アスピリン
- サリチルアミド
などのインフルエンザの頭痛に対して良くない成分も含まれているため
インフルエンザ脳症やライ症候群を引き起こす事になります。
なのできちんとインフルエンザの場合は見極めてから対策をとる必要があります。
今回はよくある普通の風邪とインフルエンザの場合で症状の見分け方を紹介します。
風邪の場合
- 38度以下の発熱
- 鼻水や鼻づまり
- 喉の痛みや咳
インフルエンザの場合
- 38〜40度と言う高い発熱
- 倦怠感
- 頭痛
- 筋肉収縮による筋肉痛や関節痛
- 目の充血
などインフルエンザの方が症状が重くなっています。
更に場合によっては吐き気や発熱による寝汗の増加などがどちらの場合にも含まれます。
割と風邪の場合でも高熱になる人も居ますし、倦怠感を感じる人は居るので
「頭痛があり、熱が高くただの風邪じゃないかも?」
と感じたら無理せずすぐに病院で医師の診察を受けて、
抗インフルエンザウィルス薬を処方してもらい治療を受けるようにしましょう!
素人判断でインフルエンザ頭痛の時に頭痛薬を飲むとインフルエンザ脳症などで
最悪命に関わりかねないので、解らない時はすぐ病院!ですね^^;
頭痛を和らげてよく眠る対処法は?
頭痛薬や解熱鎮痛薬を迂闊に飲まない方が良い事についてお話ししましたが
時間外とかすぐにいけない時はどうすりゃいいんだよ!
こっちは頭痛いんだよ!!
となってしまうのでそんな場合の対処方法を紹介したいと思います。
インフルエンザの頭痛や関節痛を和らげる方法は大まかに2種類あります。
- インフルエンザ用の解熱鎮痛薬を使用する
- 冷やす
先ほどは解熱鎮痛薬は危険だと言いましたが、
ちゃんとインフルエンザの時も使用出来るものもあるのです。
■解熱鎮痛薬の場合
アセトアミノフェンやイブプロフェンと言う成分のものを使用しましょう。
これらは副作用も非常に弱く安心して服用する事ができます。
- EVE
- EVE A錠
- ノーシンピュア
- バファリンルナi
などのお薬が該当します。
しかし、それでも辛い!と言う時はロキソプロフェンの含まれる解熱鎮痛剤が効果的です。
ロキソプロフェンは麻酔としても使用される成分のため
解熱・沈痛効果が非常に高く凄く楽になる事ができます。
ただ、第一類医薬品と言う種類のお薬なので
ドラッグストアでも薬剤師さんの居る時間しか購入する事ができないので注意しましょう。
ですが、ネットならいつでも買えてしまうのが不思議ですね。
ロキソプロフェンのお求めはこちら
ロキソニン意外の場合でも解熱鎮痛薬を購入する際は薬剤師さんに相談した方が良いですね。
■冷やす場合
関節痛の場合は塗れタオルを患部に当てるか、冷却剤をタオルにくるんで患部に当てるようにしましょう。
頭痛の場合は氷枕や冷えピタなどを使用しやさしく患部を冷やしてあげましょう。
血管の拡張を抑制する事で痛みを緩和させる事が出来ます。
どうしても眠れない時、翌日病院に行くまで持ちこたえたい時に実践してみて下さい。
寝る際に寝汗に困る場合はこちらも参考に
⇒インフルエンザの寝汗は感染源にならないと判明!!たくさんかいても大丈夫だぞ!
しかし、インフルエンザの頭痛は先ほど説明したように身体がウィルスと戦う為に起こっている事なので
下手に和らげようとすると完治までの期間が伸びてしまい、
結果より長く苦しむ事になってしまいかねません。
なので、これはどうしても辛い場合の対処として使用し
なるべく早く病院で医師による適切な治療を受けるようにして下さい。
まとめ
インフルエンザの頭痛が身体の防衛機能から発生するメカニズムと
市販の解熱鎮痛剤や頭痛薬を下手に飲むと命の危険がある事
そして、どうしても辛い場合の対策や良く眠る方法について紹介しました。
色々辛い症状が出ますがどの症状も意味があってなっている事なので無理に和らげず
ゆっくりと休養をとって過ごす事が大切です。
結局のところインフルエンザの場合は風邪とは違い素人療法はキケンなので
インフルエンザが疑われる場合はいさぎよく病院に行きプロの診察を受けて大人しくしているのが良いって事ですね^^