血糖値を枝豆が安定させてくれる!その不思議なワケは?
血糖値の上昇は、さまざまな病気の元になってしまいます。
一番怖いのが糖尿病で、一度なってしまうと
血糖値を安定させるほかに病気を治す方法はありません。
糖尿病にならないためにも、
食事による血糖値の安定を目指したいものです。
実は枝豆がこの血糖値の安定に効果があるそうなのです。
血糖値が高くなると
血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度のことを言います。
血液の中の糖は一定に保たれていて、
そのコントロールをすい臓で分泌されるインスリンが行ってくれます。
インスリンの働きが弱くなると、必然的に血糖値の値が高くなります。
血糖値の値は高すぎても低すぎても、体に悪影響を及ぼしてしまいます。
定期的な血糖値の検査は、
高血糖疾患である糖尿病であるかどうかを知るためにも行っておくことが望ましいでしょう。
血糖値の測定は空腹の状態で血液を採取して測定します。
空腹な状態で行うのは、食事を摂ってしまった後の血糖値は、
たとえ健康な人であっても数値が変動してしまうからです。
もしこの測定で異常と診断されてしまったら、
医師のもとで食事療法と運動療法を行うことになります。
まずは自分の食生活を見直して、そこで血糖値を安定させることです。
できれば糖尿病などと診断される前に、
自分自身で血糖値を下げておくと良いでしょう。
食生活を見直して、血糖値を下げてくれるという枝豆を食べたり、
野菜中心の生活を行うようにして下さい。
血糖値の安定はGI値の低い食品を
GI値の低い食品は糖分が体内にゆっくりと吸収されるため、
血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
インスリンの過剰分泌も抑えてくれるので、糖尿病や肥満にも有効になります。
では、GI値とは一体何なのでしょうか。
物を食べた後には血液中の血糖値が上昇します。
その上昇する数値が低い食品を低GIといいます。
GI値の低い食品は緩やかな血糖値の上昇が見込めるため、
血糖値を気にしている人はこうした食品を摂る方が体には良いといえるでしょう。
低GI食品は、穀類では玄米や麦、
野菜はタマネギやトマト、キュウリ、大根、ナスなどです。
豆類は総じてGI値が低く、枝豆もこれに当たります。
食物繊維を含む食べ物はGI値が低いので、
健康のためにも食物繊維を多く含んだ食品を摂取するようにします。
枝豆の効果
枝豆は大豆の熟れきってしまう前の姿です。
畑の肉と呼ばれる大豆にはない栄養も多く含まれています。
ビタミンB1も多く含み、疲労回復にも効果があります。
体内の過酸化脂質を抑え、
コレステロールを低下させてくれるサポニンも含まれています。
食物繊維も多く、腸内をキレイにしてくれます。
血糖値が高めの人にとっては、こうした食物繊維の多さや
動脈硬化の予防にもよい影響を与えてくれるのです。
枝豆を美味しくしかもこうした効果を失わずに食べるためには、
枝付きのものを購入して茹でるのが良いようです。
枝から切り離してしまうと、枝豆は味が落ちてしまいます。
枝から切り離したらすぐに茹でるようにしましょう。
また、茹ですぎてしまってもうま味が流れ出てしまいます。
お湯で茹で、ざるの上でお湯をあけたら、そのまま自然に冷まして
余熱で少し硬めに仕上げるのが枝豆を茹でるコツです。
枝豆は血糖値を下げてくれる
血糖値が高いと、さまざまな病気を併発してしまう危険性があります。
なるべく血糖値を安定させて上げないようにするために、
自分の食生活を見直すようにしましょう。
その際にぜひ取り入れたい食べ物が枝豆です。
枝豆は栄養豊富なのに血糖値を上げるGI値が低いので、
高血糖の人にとっては優しい食材といえます。
疲労回復効果もありますので、疲れを取るのと同時に
血糖値も上げないように枝豆を食べるようにしましょう。