咳やくしゃみによる急な腰痛の対処は?コルセットが効果的?
風邪や花粉症などで咳やくしゃみをして急に腰痛が起こったという経験をしたことがある方は多いのでないでしょうか?
これは咳やくしゃみをしたとき腰に大きな負担がかかることが原因で、腰痛持ちの方の場合、さらに腰痛を悪化させてしまうことになってしまいます。
では、咳やくしゃみによる急な腰痛はどうやって対処すればよいのでしょうか?
詳しくは・・・
咳やくしゃみで急な腰痛が起こってしまう原因とは?
風邪や花粉症になってしまい、咳やくしゃみが原因で腰痛が起こってしまうことがあるようです。咳やくしゃみをしたときに腰にひびくような痛みを感じるような場合、ただの腰痛ではなく何か深刻な腰の病気になっている恐れもあるので甘く考えてはいけません。
また、いつもは腰が痛くないのだけれど、咳やくしゃみをしたときだけに腰が痛くなってしまう場合も、何か他の病気になってしまっている恐れもあるので、この場合は一度専門医がいる病院へ行って診察してもらうことをおススメします。
咳やくしゃみが原因で腰痛になってしまう要因としては、以下のことが挙げられます。
・咳やくしゃみをしたときに自然とお腹に力が入り、腹圧が急上昇してしまうために椎間板や椎間関節などに負担がかかって腰が痛くなる
・咳やくしゃみをする瞬間に思わず腰を前へ曲げてしまうことが原因で椎間板に大きな圧がかかってしまい腰が痛くなる
いつもは腰は痛くないという人でも、咳やくしゃみをして急に腰へ大きな負担がかかってしまうと腰が痛むということもあります。もうすでに腰痛を患っている方の場合、さらに腰が痛んでしまい、悪化してしまう恐れも十分にあるのです。
咳やくしゃみをしたときに起こる前へ体を曲げてしまう動作は、お腹に対して腹圧が急激に高くなったことで体がバランスを失わないようにするための生理的な動作で腰の深部筋群が収縮します。そして、お腹だけではなく背中への代償的な緊張も発生してしまうので、咳やくしゃみをした瞬間に 体が前へ曲がってから、背中がそれに反応して元の姿勢に戻ろうとする力が働いているのです。
この一連の動作の流れが行われることで、咳やくしゃみをした瞬間に腰に痛みが起こります。これは専門的に「動作移行時痛」と言われ、これが咳やくしゃみをしたときに腰痛が引き起こる原因なのです。
咳やくしゃみによる急な腰痛を対処するための方法とは?
上で紹介したように、咳やくしゃみによる腰痛は腰を急に前へ曲げてしまう姿勢の変化が原因なので、咳やくしゃみをするときに腰を前へ曲げないようにすることが腰痛を対処するポイントになっていきます。
咳やくしゃみによる急な腰痛を対処する方法として、まずは咳やくしゃみがが出そうになったときは腰を前へ折り曲げないように意識するようにしましょう。これが腰の痛みを和らげるためにポイントになってきます。
そして、さらに腰への負担を減らすため、咳やくしゃみが出そうになってときに両手で何かにつかまるようにして体を固定すると、腹圧が急上昇することを防ぐことができるので、腰痛を軽減することができるでしょう。何かにつかまることは、椎間板ヘルニアの再発の予防にもつながるので、ぜひ一度試してみてください。
咳やくしゃみで腰痛になってしまう方の中には、体のバランス自体がすでに崩れてしまっている方もいるようなので、整体や鍼灸を行って体のバランスを取り戻してよくすることでも腰の痛みを軽くすることができるようです。ですから、まずは整体院や鍼灸院に行って、咳やくしゃみをしたときに腰痛が起こることを伝えてから、自分に合った治療を受けることをおススメします。
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また、咳やくしゃみによる急な腰痛を対処するための物として、コルセットも効果的です。
コルセットを巻くことで咳やくしゃみをしたときに体が前へ曲がらないように固定することができるので、ぎっくり腰なども予防する効果を期待することができます。
腰痛はコルセットを巻くだけで、とても痛みが楽になるという方もいるのですが、いつもコルセットをまいてしまうと、腰の周りの筋肉が弱ってきてしまい、さらにひどい腰痛の原因になる恐れもあるので注意しましょう。
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まとめ
最後になりますが、咳やくしゃみによる急な腰痛の対処法として、体を前へ曲げないように意識したり、両手で何かにつかまったり、コルセットをまくことで腰痛を和らげてくれるようです。
腰痛持ちの方は、咳やくしゃみによってさらに腰の痛みがひどくなってしまって大変なので、きちんと意識して自分で腰痛を対処するようにしましょう。