湿気は腰痛を引き起こすって本当?
よく雨の日は古傷が疼くと言いますが、実際のところ、どうなのでしょうか。
直接、雨が古傷に作用するわけではありませんが、
気圧の変化が痛みを感じるきっかけになると言われています。
この気圧の変化の他にも、湿度の高低によって、
体調不良が起きることもあるそうですね。
そこで、今回は湿度によって引き起こされる腰痛について、
気圧の変化による腰痛と合わせて、ご説明していきます。
腰痛持ちは湿度にも注意が必要!
天候が与える体調への影響を見てみましょう。
まず湿度について、ご説明していきます。
この湿度はその高低によって、体調にも影響を与えます。
湿度が高くなっていると、血行も悪くなり、そして、むくみやすくなります。
また、発汗作用がうまく働かないので、水分代謝も落ちていきます。
一方で、湿度が下がると、血管が収縮し、
自律神経にも刺激を与えることになります。
以上のように、湿度の変化によって、身体にもその影響が見られるのです。
そして、その影響の一つである血行不良によって、
腰痛が引き起こされることになってしまうのですね。
また、この湿度の他にも、気圧の変化によって、
腰痛を引き起こすことがあります。
そのメカニズムについて、ご説明していきます。
気圧の変化というのは、自律神経に影響を与えます。
そして、この影響を受けた自律神経によって、
交感神経が活発に働こうとするのです。
この交感神経の働きが血行不良を招き、体調不良を引き起こすのです。
また、今回の腰痛の場合は、交感神経によって、
血管を収縮し、血行不良になり、痛覚が敏感になります。
そして、持病、古傷などの腰痛が痛みを感じるようになっていくのです。
腰痛予防には自律神経のバランスが大事!
湿度や気圧の変化などによって、
不調にならないようにするための予防策として、
自律神経のバランスを正常に保つということです。
この自律神経には、交感神経と副交感神経があり、
この二つの神経がバランス良く保たれています。
しかしながら、あることがきっかけで、
その自律神経のバランスが崩れることもあるのです。
そのあることとは、不規則な生活とストレスです。
不規則な生活というのは、特に睡眠が関わってきます。
夜更かしなどによって、身体の睡眠時間が不足した状態になります。
また、ストレスは全てを解消することは難しいので、
できるだけ溜め込まないように意識し、解消する必要があります。
この不規則な生活とストレス生活を送っていると、
体調を良くしようと、自律神経が働こうとします。
この自律神経が働きすぎると、逆に身体にとって、ダメになるのです。
また、注意が必要なのは、
女性の方が気圧の変化の影響を受けやすくなっています。
その理由としては、体内で分泌されるホルモンの量が、
女性特有の生理現象によって、変化するようになっています。
なお、男性の場合においては、
体内で分泌されるホルモンの量は一定となっています。
このホルモンバランスは自律神経とも関係が強く、
ホルモンバランスの影響を受けて、自律神経が乱れることがあります。
これによって、体調にも変化が現れてしまうのです。
この点に関しては、女性の方が要注意ですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
湿度や気圧の変化によって、体調にも変化があることがわかりましたね。
そして、その変化の影響によって、痛覚も敏感になります。
したがって、痛みを感じやすく、もともと軽い症状だったとしても、
より強く痛みを感じるようになっていくのです。
腰痛が引き起こされるのも、これが原因ですね。
ただ、自律神経のバランスを安定させることによって、
湿度や気圧の変化による体調不良を防ぐこともできるでしょう。
そこで必要となってくるのが、不規則な生活を送らない、
そして、ストレスを溜め込まないということですね。
あとは除湿機を置いて部屋の空気をカラっとさせるとか。。
現実的に、これらの改善をするのは、難しい場合もあると考えられます。
しかしながら、雨などの度に腰痛を悪化させないように、
できるだけ実践するようにしてくださいね。