溶連菌は足にも症状が出る感染症って本当?
あなたは溶連菌感染症という病気のことをご存知でしょうか。
この溶連菌感染症は、子どもによく見られる感染症の一つで、
風邪などのように、寝ていれば治るような病気でもありません。
病院に受診をしないと、完治はしません。
そして、感染した状態のまま放置していると、
その症状によっては、死亡することもあるのです。
手足にも発疹が出ることもあるって知っていましたか?
そこで、この溶連菌感染症について、
基本的なことから治療に至るまで、わかりやすくご説明していきます。
溶連菌感染症とは?人から人へ感染しやすい!
溶連菌はA群溶血性連鎖球菌という細菌のことです。
その溶連菌に感染して発症する病気のことを溶連菌感染症といいます。
この溶連菌感染症は大人よりも子どもが感染するケースが多く、
人から人へうつるので、集団生活を行っている子ども達は、特に注意しなければなりません。
そして、およそ二日から五日間の潜伏期間もあるので、それにも注意してください。
この溶連菌の主な感染箇所はのどです。
溶連菌に感染することで、のどに炎症が起きることになります。
その症状は、発熱、のどの痛みですね。
そして、のどや舌が赤くなったり、首のリンパ節が腫れるなどの症状もあります。
風邪の症状のように、咳などは出ません。
また、溶連菌感染症のなかでも、
劇場型溶連菌感染症には、注意が必要となってきます。
なぜなら、この劇場型溶連菌感染症を発症することで、
最悪の場合、死に至ることもあるからです。
その死亡率は約30%となっています。
一般的な溶連菌感染症は子どもに多く見られますが、
この劇場型溶連菌感染症の場合は、大人が発症することが多いのです。
そして、病気の進行スピードが比較的早いので、
手遅れにならないように、しっかりと治療をしていくことが大切です。
のどだけじゃない!溶連菌感染症は手足にも症状が出る!
溶連菌感染症はのどだけではなく、手足にも症状が出ます。
小さな赤い発疹が現れたり、皮がむけたりするなど、全身にその症状が現れることもあります。
前述したように、溶連菌感染症は発熱、
のどの痛みなど、風邪でも見られる症状がありますよね。
この症状の他にも、全身に発疹などの症状が現れることによって、
溶連菌感染症と風邪を明確に区別することができます。
溶連菌感染症に感染したかどうかをはかるには良いかもしれないですね。
この溶連菌感染症の治療には、抗生剤が用いられます。
完治するまでに、最低でも10日以上飲み続ける必要があります。
また、再発もしやすく、合併症にも注意が必要です。
溶連菌感染症が引き起こす合併症は、咽頭炎、扁桃炎、急性腎炎、
とびひ(伝染性膿痂疹)、中耳炎、気管支炎、リンパ節炎、アレルギー性紫斑病、リウマチ熱などです。
およそ二週間から三週間後に発症するそうです。
したがって、この溶連菌感染症の治療が長く続くと、合併症の治療を同時に行う可能性もあるのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この溶連菌感染症は大人や子どもなど関係なく、感染する病気です。
ただし、溶連菌感染症に感染する割合としては、
子どもが多いのは確かであります。
そして、この感染率の高い子どもの場合は、
大人に比べても学校などで集団生活を送ることが多いでしょう。
人から人へ感染することになる溶連菌感染症にとっては、
その感染リスクも高くなります。
したがって、周りの大人が子どもに対して、気にかけることが大事です。
少しでもおかしいなと思うことがあれば、病院に行くことを考えましょう。
また、同居している家族が溶連菌感染症を発症した場合にも、気をつけてください。
日頃から接触することが多い家族間においても、
その感染するリスクが高いと言われています。
したがって、家族以外でも、
一緒に過ごすことが多い人が溶連菌感染症に感染した際は、
自分も感染していないかどうか、疑うことが大事ですね。
感染してしまわないように、徹底して予防しましょう。
なるべく同じ部屋にいないようにし、手洗いうがいを必ずしてください。
手や身の回りのものを除菌・消毒すると、予防効果が上がりますよ。
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