溶連菌感染症の大人の症状をご紹介!
皆さん、溶連菌感染症て聞いたことがありますか?
なかなか聞きなれてない言葉ですよね。
溶連菌に感染すると、風邪によく症状が似ていますが、
治療方法は異なるので、注意が必要です。
今回はそのうち大人の溶連菌感染症についてリサーチしてみました。
この記事の目次
溶連菌感染症とはどんな病気?
溶連菌とは、正式には容血性連鎖球菌と呼ばれる細菌です。
α容血とβ容血を持つ2種類があります。
β容血で人に対して病原性を持っているものは、
A群、B群、C群、G群などで、溶連菌感染症の
90パーセント以上がA群によるものということがわかっています。
ということで、A群容血性連鎖球菌(A群β容血性連鎖球菌)による
感染症を溶連菌感染症として呼ばれています。
溶連菌感染症は主にのどに感染します。
溶連菌感染症の症状
溶連菌感染症の症状は大人と子供では若干の違いがあります。
今回は大人の症状に書いてみたいと思います。
溶連菌の保菌者と接触したことで、溶連菌感染症が感染してから、
症状が出るまでは、だいたい潜伏期間は2日~6日が大半です。
発熱、喉の痛みで発症して、最初のうちは普通の風邪と区別がつきません。
風邪をひいたかな、などと思って風邪薬などを服用していると、
溶連菌感染症による大人の症状が隠されてしまうことがあるので、
治ったと勘違いしてしまうこともあるようです。
周りで溶連菌感染症に罹っている人がいたり、流行っている場合は
自分で判断せずに医療機関に行って診察してもらうことをお勧めします。
大人では、そもそも免疫力があるので、
溶連菌感染症の特徴的な症状はあまり表れなくて咽頭炎(いんとうえん)や
偏桃炎(へんとうえん)のみのことも多く、全身に症状が出ることは少ないです。
他に発疹やいちご舌(舌に発疹が出てイチゴのようになる)という特徴的な症状が出ます。
ほかに高熱と頭痛や関節痛、全身倦怠感、嘔吐が出る場合もあります。
のどの痛い時には、辛い物や暑い物、酸っぱい物、
冷たい物など刺激の強い食べ物は避けましょう。
溶連菌に感染しやすい季節は秋の終わりから初春にかけてです。
それは、この時期は空気が乾燥しやすく、窓をあまり開けず、空気の換気が悪くなりがちだからです。
予防
溶連菌は健康な状態で菌を持っている人も多く、
そして周りへの感染力を持っていることがわかりましたので、
家庭の中では、もちろんのこと、多くの人が集まる場所では、
マスクを着用して、うがいや手洗いを徹底するのがよいでしょう。
手洗いでけではなく、手や触れるものの除菌もしましょう。
赤ちゃんが触っても安心な成分でできているものを選びましょう。
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家族で溶連菌感染症に罹った人がいたら、
コップや食器など同じ物を使うことは避けましょう。
治療
溶連菌感染症かどうかは、医療機関でA群容血性連鎖球菌迅速診断キットを
使用すれば、すぐに診断ができます。
溶連菌感染症はの治療は一般的には抗生物質の服用が中心です。
ウイルス性の風邪と違って、そのまま治ることはありません。
通常の風邪などよりも長めに抗生物質を飲まなければいけません。
では、なぜ長めに抗生物質を飲まなければいけないかというと、
適切な治療を受けないと、すぐ再発したり、腎炎を引き起こすことがあります。
重要なことは医師の指示通り抗生物質を飲み続けることです。
熱が下がったからといって、自分で判断して抗生物質をやめてしまうと
急性糸球体腎炎、心臓や関節が蝕まれるリウマチ熱の原因ともなります。
急性糸球体腎炎は、おおよそ溶連菌に感染して、
2~3週間くらい後に起きることが多いです。
だから、1カ月後くらいに、検尿を医師からいわれると思います。
そのほうが安心です。
溶連菌感染症は飛沫感染なので、他の人に感染させないためにも、
解熱後2~3日は、会社を休むのが基本になります。
さいごに
大人の場合、風邪と勘違いしてしまうこともあるので、
症状がないから大丈夫と、周囲に溶連菌をばらまかないように注意しましょう。