喘息でうつ病になるってホント!?大人でも喘息になるの?
喘息とうつ病は全く関係ないように思うのですが、実は喘息によってうつ病になってしまうことがあるようなのです。
そして、そんな喘息は大人になってからでもなってしまうものなのでしょうか? 気になります・・・
ここでは喘息とうつ病の関係性と大人でも喘息になるのかについて詳しく紹介していきます!
この記事の目次
喘息でうつ病の関係性とは?
喘息とうつ病は、一見全く関係のない病気だと思うかもしれないのですが、実は喘息とうつ病を併発している人は意外と多いのです。これは、喘息によるマイナスの精神的な作用が関係しているものと考えられています。
喘息で最も恐ろしいことは、発作です。一度発作が起きてしまうと、また次いつ発作が起きるのかと常に不安になり、恐怖を抱くようになります。常に発作のことを考えてしまい不安とストレスが溜まり、このような緊張した状態が続いてしまうと、脳内ホルモンの分泌にも異常をきたすようになってきます。
脳内ホルモンにもいろいろと種類があるのですが、直接的にうつ病を発症させるものとして「セロトニン」があります。このセロトニンは、平常心を保つために必要な脳内ホルモンで、極度の緊張状態が続いてしまうと、その働きが鈍っていってしまいます。
セロトニンの不足は強迫観念を生み出し、最悪の場合自殺にも繋がると言われており、もちろんうつ病を発症させる原因にもなります。実は抗うつ剤にもセロトニンの分泌を促進するような作用があるのです。
セロトニンを不足させないためには、規則正しい生活や適度な運動が必要になってくるのですが、喘息による睡眠障害や運動できないといった状態が続いてしまうと、嫌でもうつ病のリスクを高めることになってしまうのです。
平常心で心を前向きに保つためには、普段から体を動かすということがとても重要になります。外に出て太陽の光を浴びるようにして、活動的になってくると喘息に強い体質になり、精神的にも良い影響があります。
体を動かすといっても、何も激しい運動をする必要はなく、適度に体を動かすことで気晴らしにもなり、楽しい気持ちになってくるので、セロトニンも分泌されるようになってきます。セロトニンが分泌されることで精神を落ちつけて、安眠を誘う効果もあるのです。
ですから、喘息でうつ病にならないためにも、まずは適度な運動を心がけるようにしましょう。
喘息は大人でもなるの?
今までは喘息といえば子供の病気だったのですが、最近では大人でも喘息になってしまう人も増えてきているようです。
子供の頃に喘息持ちだった人だけではなく、今までに一度も喘息になったことがない人も発症してしまうすることもあるようなのです。大人が喘息になってしまう原因としては、ストレスによる免疫力の低下や自覚症状が無く風邪をこじらせてしまうことにあります。
気管支喘息の症状としては、動悸や息切れ、呼吸困難、ゼーゼーという喘鳴などがあるのですが、咳だけが長い間続く咳喘息と呼ばれるものもあります。
咳喘息の場合は特に自覚症状はなく、夜に症状が悪化してしまうので、昼間は意外と平気なことが多いのようです。
咳喘息の代表例としては、タバコがあげられます。タバコを吸っているひとはもちろん、タバコを吸っている人のまわりにいるだけでも咳喘息は発症してしまうのです。また、風邪などをきっかけに発症する人も多いようです。
さらに、最近では中国からのPM2.5によっても咳喘息のような症状を訴える人が増えているみたいです。
中には喘息によって命を落としてしまう人もいるので、喘息を甘く考えてはいけません。
そして、大人の喘息もアレルギーによって引き起こされることが多いようです。アレルゲンは人によって違ってくるのですが、ダニやカビなどのハウスダストやペットの毛、汚れた空気(タバコの煙など)でも免疫反応が起こる可能性があるようです。
また、肥満体質の人もアレルギー反応を起こしやすくなると言われています。これはなぜかというと、人間の体は本来の免疫反応によっていろいろな抗体を作り出しています。この抗体の中には、IgE抗体と呼ばれるものがあり、過剰な免疫反応を起こしたり、ヒスタミンなどの炎症物質を放出します。
このIgE抗体は肥満細胞の表面にできやすく、メタボ体質の人は特に要注意なのです。実際に大人で喘息にかかる人の中には、40代を越えて中年太りをしている人も多くいます。
このように喘息はダニやカビなどのハウスダストだけではなく、タバコや普段の食生活によっても発症しやすくなってしまうので、薬による治療だけではなく、対策としては早めに風邪をきちんと治す、タバコを吸わない、清潔な住環境や食生活を見直すことなどが必要になってくるのです。
外出時にはマスクを着用し、ハウスダストやPM2.5や黄砂などの環境汚染、
花粉などから喉を守りましょう。
マスクをすることにより、乾燥も防げるので咳などの症状も和らぐ場合があります。
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まとめ
最後になりますが、喘息によってうつ病になってしまうこともあるようなので、外に出て適度に体を動かすなどして対策をするようにしましょう。
また、大人になってからでも咳喘息や気管支喘息などの喘息になってしまい、つらい症状に悩まされることもあるようなので、今は喘息でない人も一度自分自身の住環境や食生活について見直してみてはいかがでしょうか。